
ケイトはSan MyshunoうまれSan Myshuno育ち、生粋の街っ子です。料理人の両親にたいそう甘やかされて育ち、大食いで不器用な女の子に育ちました。両親が仕事に行っている間はやることがなかったのため、San Myshunoで知らない子供達とよくバスケをして遊んでいました。ケイトの人生は順風満帆、唯一気になっていることと言えば【ソウルメイトがいないこと】。しかしケイトは絶対に恋人がほしいわけではなかったですし、恋人よりも人生になにかしらの試練がほしいと考えていました。

ある日仲閒たちと海で遊んでいたときのことです。突然大嵐が起こりケイトは遭難してしまいました。目を覚ましたときにはなにもない土地にぽつんとひとり。一緒だったはずの仲閒はおらず、そしてここがどこなのかも判りませんでした。持っていたバッグには身分証明書や財布も入っていたけれどここにはありません。ケイトは途方に暮れました。

「とりあえずなにか手がかりを探さなくちゃ」と考えたケイトはビーチを掘ってみます。中からは腐った食べ物やガラクタが出てきました。

ケイトはビーチから掘り出したポテトチップスを食べてしまいました。【大食い】だったため腐ったものだったとしても食事を耐えきれなかったのです。いつもだったらバーで無料で食べられるはずのポテチをこんな形で食べることになるなんて。ケイトはこれからどうしようか考えます。

海を泳いで離れた土地に出ると、ひとりのシムに出会いました。
「初めまして、私はケイト。ここは一体どこ?」
「私はナラニ。どこって、ムア・ペラムよ。Sulaniに観光に来たんじゃないの?」
「Sulani!?Sulaniってあの、南国の?」
どうやら漂流した先はSan Myshunoから遠く離れたSulaniだったようです。ケイトは生きていられたことに感謝しつつ、ナラニに話を聞きました。
「Sulaniのことなら私よりもっと詳しい人がいるわ。待っていれば会えると思う」

ナラニが言うとおり、その場で待っているとまた新たなシムが現れました。
「こんにちは、私はケイト。どうやらSulaniに漂流してしまったみたいなの」
「漂流?それは大変だったわね。私はリリアナ。困ったことがあったら言ってちょうだい」
「ありがとうリリアナ。まずは私シムオリオンが全くないの。Sulaniの人はどうやって稼いでいるの?」

「そうね、臨時アルバイトで稼いでいる人が多いわ。臨時アルバイトを始めるにはSulaniの住人からの推薦が必要だけれど」
「推薦?どうしたらいい?」
「臨時アルバイトはSulaniのことをよく知っているシムだけが就ける仕事なの。三人のシムに推薦されれば働けるわ。大丈夫、こうして一緒に砂遊びをしていたらきっとすぐに仲良くなれるわ」
素性の知れないケイトにリリアナはいろんなことを教えてくれました。ケイトはまず臨時アルバイトを始められるよう住人たちと仲良くなる必要があるようです。

「やあ、君がケイト?妻から話は聞いているよ。俺はマコア。困ったことがあったら助けになろう」
「はじめまして。ありがとう!リリアナがいいシムで本当によかった。マコアは見る目があるね」
「俺が惚れたシムなんだ、いい女に決まっているよ」

食事はビーチを漁り腐った食べ物でしのいでいましたが、シャワーやトイレ、それに寝床がありません。体はどこで清めたらいいのかマコアに訪ねたところ、滝を使うといいと言われました。ケイトはうまれたときからずっとアパルトマン暮らしで、当然滝で体を洗ったことなんてありません。いつものシャワーより時間がかかってしまいましたが、なんとかキレイにすることができました。

ビーチを掘っていたら見つけた日光浴用のタオルを背に眠ります。もちろんベッドではないので二時間くらいで目が覚めてしまい、何度も何度も無理矢理眠りました。
「砂の上で一晩明かすなんて生まれて始めて。私どうなっちゃうんだろう?San Myshunoに帰れる日は来るのかな……」

それからケイトは必死でたくさんのシムに話しかけました。時には海を汚しているシムを叱ることも。急いで臨時アルバイトを始めたかったのですが、食事の供給が不規則なため常に空腹で、ベッドもないものだから毎日寝不足。一日の半分以上眠っている日が増えてしまいました。これではいつまで経っても臨時アルバイトなんて始められません。ケイトが漂流してから一週間が経っていました。
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